※ここでは、実際に筆者の舌を写真付きで経過を説明していきます。
苦手な方は我慢して見てください笑
前回、コロナ後遺症で口腔カンジダになったわたしのオステオパシーの施術~1~
を書いたのだが、
前置きが長くなりすぎてしまったので、2部制に分けることにした。
ということでここからが本番である(笑)
加工やインチキ無しで、約1週間ほど毎日撮り続けた自分の舌。
どう見ても人の舌なんて見たくないと思うが、同じような症状で苦しんでいる人がいたらぜひ治療の参考にしてもらいたい。
オステオパシーの施術当日
コロナの発熱が収まり、一応緩和したとはいえ、
まさか後遺症に苦しめられるとは思わなかった。
この写真より前、2週間ほど前に熱が収まったのだが、
全身の倦怠感と味覚障害はのこっていた。
中でもとりわけ後遺症として症状が強かったのが、この口腔カンジダだ。
口腔カンジダとは
口腔粘膜、例えば舌や舌の裏側、人によってはほっぺの裏側に出来る、白い苔のようなもの。
これらは厄介で、こすれば取れるのだが、その下の舌の組織も傷つけてしまうこともある。
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この原因は、カンジダ・アルビカンスという真菌であり、人の口に常在しているカビである。
普段はおとなしくしているのだが、疲労やストレスなどで免疫力が落ちていたりすると、こいつらが暴れだす。
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ヒリヒリする痛み、地図状に舌が割れる、唾液量の減少などを伴う症状もある。
治療は基本的には抗菌薬のみ。
とにかくコロナが落ち着いてから、この口腔カンジダに悩まされていた。
わたしの場合は特に、ヒリヒリする痛みと舌が切れてしまう症状、そして浮腫みで舌がパンパンに腫れていたのが強く、
味覚症状もあり、本当に何も食べられなかった。
味は薄味、醤油やドレッシング、ソースなどの調味料はNG。
もはや何を食べたらよいのか分からないぐらい、痛くて辛かった。
しかも浮腫みで滑舌が悪くなり、喋るのすら嫌になった。
というか、歯磨き粉(シュミテクト)がかなり染みるので、歯磨きすら苦痛だった。
このオステオパシー院へ行き、施術してもらった日はまだ痛みがあった。
オステオパシーの施術1日目
次の日。
朝起きて、歯磨きをした。
その時にはすでに痛みがかなり取れていた!(まだ歯磨き粉は染みる)
何も食べていないときからヒリヒリする痛みがあった昨日までからしたら、この変化はとても嬉しいものであった。
まだまだ白い舌苔はそこまで変化は見られないものの、痛みの緩和は本当にうれしい。
- 浮腫みが少し緩和されてしゃべりやすくなった。
- 下の裏側も切れていたが、こちらも少し緩和。(痛みはまだある)
- 白い舌苔が若干減った。
などなど、24時間ほどで、昨日までのあの地獄の日々と比べれば、かなり楽になった。
そして、久しぶりにご飯が食べられた。
これだけでもとても嬉しかった。
オステオパシーの施術2日目
2日目。
ここでも白い舌苔がさらに減っていた。
それにより、味覚も少しずつだが戻ってきていた。
この日から本格的に来た!と感じたのは、デトックスだ。
オステオパシーではお馴染みの好転反応であり、→好転反応についてはこちら。
身体の滞っていた体液や血液、リンパ液、脳脊髄液などの循環が回復し、老廃物の排出を促し始めるのだ。
わたしの場合今回、
- 下痢
- 鼻水
- 好酸球性中耳炎の耳漏
が急に出始めて、特に下痢はなかなか辛かった。(夜になりやすく、食べ物の注意しないといけない。)
だがそれとは裏腹に、舌のコンディションは良くなっていったおかげで、
だんだんと食事が以前の状態に戻ってきていた。
オステオパシーの施術3日目
3日目。
ここでは、
- 身体の火照り
- 下痢
- 鼻水・耳漏あり(曇り~雨も関係している)
となっていて、デトックスはまだまだ続いている。
舌の方は見ての通りだが、
- 舌裏のキズが回復してきて、ざらざら感も減少。
- 浮腫みはまだあり。
- 舌苔はさらに減ってきた。
特に、舌の裏側のザラザラ感が減ってきたのは助かった。
そして唾液の量も戻ってきたおかげで、口腔内の乾燥が減り、浮腫みはまだあったものの話しやすくなった。
オステオパシーの施術4日目
4日目。
この日はあまり昨日と変化は無し。
歯磨きは若干改善してきたかな?という感じ。
こっちのシュミテクトのピンク
は、殺菌作用が強いため、結構染みるので、まだまだ控えておこうという感じで、
逆にこっちの普通のやつとホワイトニング効果のある、
こっちの方が染みにくいことが判明した。(自分の感想です。)
逆にハーブ系も良いかなと思い試してみたら、
こっちは普通に染みた。笑
オステオパシーを受けるまでは、自分で調べて、
ポピヨンヨード(イソジン)とアズノールが良いということで、それで何とかしようしていたが、
イソジンを使用し続けると、歯が着色されてしまうため、ホワイトニング効果のシュミテクトでとりあえず続けている。
※アズノールの関しては、抗炎症作用があるため、口内炎や口角炎など、傷の修復にもオススメ
野菜などを食べると口の中がキシキシするのはまだまだだが、ヒリヒリは改善されてきた。
オステオパシーの施術5日目
5日目にして急に舌の状態が良くなった。
まずキシキシする感じが昨日とはまるで違う。
そして舌苔も大幅に消失。
また、下痢も収まってきたので、おそらくデトックスが落ち着いてきたのが関係ある気がする。
久しぶりにドレッシングをかけて食べたサラダは・・・・・・すごくおいしかった笑
また、浮腫みもかなりおさまり、滑舌が良くなってきたおかげで、久しぶりに人と話せるようになった。
ただし、前から自分は腎臓が悪いので、たんぱく質を摂り過ぎるとお腹をくだしたり、とても疲れやすくなるので、
今回は特にコロナで全身疲労困憊で、さらに後遺症ということもあり、腎臓の機能が低下していた。
そのため、たんぱく質だけでなく、他のものも久しぶりに嬉しくて食べると、腎臓がろ過出来づらく、下痢しやすくなっていた。
オステオパシーの施術6日目
6日目。
昨日急に良くなり、そのまま維持。
自分は実は、口腔カンジダ以外にも後遺症があり、持病の喘息の悪化(台風が来ているせいもあり)と相まって心肺機能が落ちている。
そのため、トレーニング後の疲労の回復がコロナ前よりも遅くなっているのは、とても感じる。
ただ、歯磨き粉もここまでくると、どのシュミテクトでもそこまで痛みが出ずに、
また、辛い物や胡椒、醤油などを食べても痛くならなくなってきた。
もちろん唾液量も回復し、浮腫みもかなり改善してきた。
舌の痛みは、表側、横側、裏側にあったのだが、食事で痛みを感じることはほぼ無くなっていた。
ようやくコロナ前の80~90%まで回復しつつあった。
ここまで6日間。抗菌薬無し。
特に抗菌薬は薬剤耐性菌が生まれやすいため、MRSAを持っているわたしの場合は特に使いにくい。
自然に治るのは難しい中、ここまで改善出来たのは、本当に助かっている。
オステオパシーの施術7日目
1週間が経った。
見てわかる通り、白の舌苔がかなり消失しているのが分かるだろう。
- 舌の痛み(ヒリヒリ)
- 舌(表、横、裏)の地図状のキズ
- 味覚障害
- 白い舌苔
- 野菜などを食べたときのキシキシ感
- 浮腫みによる滑舌の障害
- 歯磨き粉の染みる
などがかなり改善された。
見た目も機能もかなり改善され、日常に戻れつつあると再実感している。
コロナ後遺症に対するオステオパシー
大切なのは、自分に合う治療を見つけること。
かなり大変な3週間ぐらいだったが、オステオパシーの施術を受けてから1週間ほどでかなり改善された。
坐骨神経痛のときもそうだが、整骨領域以外の内科・耳鼻科の領域の難しい治療(今回はコロナ後遺症による口腔カンジダ)へも適応出来るのか!と改めて驚いたとともに、やっぱりなんでも出来るという安心感もあった。
わたしがお世話になっているのは鳥飼オステオパシー院だ。
他のオステオパシーの施術をしている医院での治療法と結果は異なる可能性もある。
今現在、施術を受けてから2週間経ったが、
改善され、味覚も復活し、舌のキズも修復。
白い舌苔はまだ少し残ってはいるものの、あと1~2割でほぼ完治という感じだ。
近々行く時は、肺の状態と疲労の症状も見てもらおうと思っている。(台風の影響と喘息が相まって、軽い肺炎のような症状。)
MRSA(薬剤耐性菌)により、抗生物質が使用困難な状態で、いかにして口腔カンジダ、そしてコロナ後遺症に対応してもらえるか。
オステオパシーがわたしにとって、相性が合うものであったのが本当に幸いである。