【沈黙の臓器】と呼ばれている肝臓。
初期症状が出にくく、病気が進行してから症状がやっと出てくるため(気付く)、すでに時遅しという結果になりやすい箇所でもある。
生活習慣病である肝臓系疾患/【肝硬変・肝炎・そして肝臓がんなど】に至るまで、
何も出てない状態から把握するのは至極困難である。
だが、肝臓に悪い生活を送っている人ならば、少し気にするはずだ。
- 最近ちょっと飲みすぎているかな。
- ここずっと寝不足だな。
- 嫌なことがあり、心身共に疲労感が抜けないな。
そういう身体の”危険サイン”をほおっておけば、いつかどうなるかは容易に想像がつくはずだ。
大事なのは、悪化する前に発見すること。
あなたが今出来ることは、”いまのあなたの状態の把握”をすることだ。
まず肝臓とはどんな臓器か?
肝臓とは???
肝臓とは、人体の生産工場とも呼ばれ、様々な酵素や成分を生成している重要な器官。
代表的な機能としては、
- グリコーゲンの貯蔵
- 糖新生
- アンモニアを尿素へ変換
- コレステロール・リン脂質合成
- ビタミンDの代謝
- 胆汁生産
- 最近の浸食・毒物などの解毒作用
- ビタミンA、B12、E、K、葉酸、鉄、銅の貯蔵庫でもある。
などがあり、とても重要な器官だと、素人目でもわかるだろう。
グリコーゲンの貯蔵はもはや有名で、
糖新生というのは、糖質以外(脂質やアミノ酸)から糖(グルコース)を生成すること。
→糖質制限ダイエットというのはこれを利用している。
これら肝臓の働きが悪くなることで、
- 低血糖
- 脂肪肝
- エストロゲン分解低下による男性の女性化
- 黄疸
- 解毒作用の弱体化により薬物の効力が上がってしまう。
などが挙げられ、身体全体へとかなり影響が出てしまうのは見ての通りだ。
生活習慣病とは
まずは検診を。
生活習慣病とは、
生活習慣病の定義とは
※原文一部抜粋。
生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。
日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。
~
「生活習慣病」とは、1996年頃から使われるようになった用語で、以前は成人病と呼ばれていた。
~
生活習慣病の範囲や定義には、はっきりと定められたものはありませんが、健康増進法では「がん及び循環器病」、「健康日本21」では、「がん、心臓病、脳卒中、糖尿病等」と位置づけています。
引用元:厚生労働省
となっている。
そして見てわかる通り、ガンや心臓病、脳卒中など、日本での死因TOP3はすべて”生活習慣病”なのだ。
これは、そのまま直接解釈しても良いと思う。
わたしたちの普段の生活の行く末が、最も人を亡くさせている方向へ繋がってしまっているのだ。
2018年のガンの罹患者数(新しく発症した人)は約980,000人。
同年にガンで亡くなった数は約380,000人。
男女と共に、2人に1人がガンになり、
4~6人に1人がガンが原因で亡くなっている。
これをどう見るかは人によるが、
少なくとも危機感を持った勇気ある人たちは、すぐに行動するだろう。
今の自分は、ガンの可能性があるのか、生活習慣病になりかけなのか。
肝臓系疾患について
肝臓系疾患とは
生活習慣病の中から、今回は【肝臓系疾患】に着目していこう。
肝臓系疾患一覧
・ウイルス型肝炎(A,B,C,E)
・肝臓がん
・薬物性肝障害
・肝炎(急性/劇症~肝不全~)
・肝硬変
・原発性肝硬変
・アルコール性肝障害
・脂肪肝炎
・胆管炎
など、肝臓だけでもこれだけ多くの厄介な問題が発症する恐れがある。
※一つ一つ説明は割愛。
ただし、肝臓系の病気が進行すると、
- 黄疸
- 腹水による腹部膨満
- 下肢浮腫
- 右わき腹上部の痛み
などが進行するにつれて現れるが、現れた時点ではかなり進行しているため、遅い場合が多い。
全世界で80万人以上が肝臓がんを患っており、日本では年間約30,000人近くが亡くなっている。
どれくらいか?
ディズニーシーの一日の平均アテンダンス(入園者数)が約30,000~35,000人。
ある特定の日に入園したその人たちが、その年のうちに全員亡くなるような、都市伝説になりかねないような、
そんな規模だということであれば分かりやすいだろうか。
肝臓の検査を早急にしよう!
職人レベルの高度な検査を
まず肝臓の検査に必要な項目は以下の通り。
- 総蛋白
- アルブミン
- GOT(AST)
- GPT(ALT)
- γ-GTP
の5つの項目だ。
それぞれについて説明すると、
肝臓検査項目一覧
- 総蛋白
血液中に含まれるたんぱく質は約100種類あるが、主にアルブミンとグロブリンに分かれる。
血中1dlに6.7~8.3g。アルブミンの割合は4.0~5.0グラム程度。
これが基準を大きく増減していると、肝臓のたんぱく質生成の働きが不調という証明になる。
~
- アルブミン
血中の水分量を保つ働きがある。
この数値が低いと、低栄養状態か肝臓の働きの悪化によるものだと判断可能。
~
- GOT(AST)/GPT(ALT)
健康な人にも血中に流れているが、肝細胞が壊されたりすると血中濃度が上がる。
肝臓になにか障害がある場合、ALTの方が高く出る。
~
- γ-GTP
たんぱく質分解酵素。
肝臓・腎臓・すい臓などに含まれているため、何らかの影響で障害がある場合、血中に流れてしまう。
また、アルコールにより胆管細胞が壊されたりしても血中に放出される。
少し難しいが、肝臓になんらかの異変がないとこの数値は変化しないため(アルコール除く)、
肝臓系疾患の症状の出の悪さからすれば、この検査が現段階では早期発見に最も貢献できるものだろう。
肝臓を自宅で簡単に高精度検査!
何度も話してきたが、
自宅で高精度(病院と同等)の検査が出来るのなら、今はこっちの方が絶対に良い。
病院でのながーい待ち時間、
休日が一日つぶれてしまう虚しさ、
検査結果自体は病院でも後日になるから変わらない、
しかもまた検査結果のために、行かなければならない、
もはや苦行といっても過言ではないだろう。
それなら自宅でやった方が良い。
同じ精度で、しかも血液検査は痛い注射ではなく、ほぼ痛み皆無の指先のちょびっとの採血のみ。
結果はだいたい3日ほどで、スマホで確認できる。
ぜひketsukenで、自分の今の状態を知ってみよう。
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内容は以下の通り。
返送用の封筒に採血した血液を入れて送るだけ。
病院ならば注射をしなければならないが、これなら指先の血一滴で済むため、身体への負担も激減だ。
またこの生活習慣病検査では上で説明してきた肝臓の検査項目に加え、
生活習慣病検査一覧
- 肝機能(総蛋白、アルブミン、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP)
- 脂質代謝機能総(コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
- 腎機能(尿素窒素、クレアチニン)
- 尿酸値(尿酸)
- 糖代謝(HbA1c)
なども丸ごと一度に検査が可能だ。
肝臓以外で悩んでいる人や気になる人も一緒に受けられるので安心してほしい。
詳しくはこちらも。
肝臓は沈黙の臓器。
気になる人や思い当たる人はやってみた方が、安心できるだろう。