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鳥飼オステオパシーで重度の坐骨神経痛を完治させた体験談!part2

2022年4月20日

前回に引き続き、わたしが重度の坐骨神経痛を治療していく様子をお話していこう。

 

痛みで歩行が困難になる、腹圧が掛けられないため、トイレに行くのも恐怖になる。

車や電車の座席へ座るときですら、股関節後面の臀部からもも裏のハムストリングス、そして脛にかけて強い電気を流されたかのような鋭い痛みが何度も何度も走る。

 

もはや、どんな格好であっても痛みが出るほど重症化してしまっていた。

これは前回話した通り、トレーニング中の事故である。デッドリフトという魔物をなめていた自分が悪いのだけれども。

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痛みというよりは、鋭い針がものすごい速さで右脚を貫通していく、そんなイメージ。

おそらく元々椎間板ヘルニアもしくは脊柱管狭窄症になっていた、なりかけていたのだろう。

 

そもそも坐骨神経痛というのは、

坐骨神経痛について

・症状

腰椎から足の方に伸びている、「坐骨神経」が何らかの原因によって圧迫・刺激されることで、その神経が通っている個所すべてに電気ショックが走ったかのような痛みが走る症状。

  • お尻
  • もも裏(ハムストリングス)
  • 脛の前面
  • 外側の足先の方

にまで広範囲に痛みが及ぶため、早急な対処が必要になる。

・原因

腰椎の椎間板ヘルニアが多く、また脊柱管狭窄症になることで、坐骨神経痛を併発することが多い。

両者ともに、脊椎の変形によって、脊椎(脊柱)の中を通っている脊髄(神経)を圧迫することで刺激として伝わり、痛みやしびれとして現れる。

またそういう坐骨神経による症状の総称を、【梨状筋症候群】という。

 

出たついでに、脊柱管狭窄症とヘルニアについても補足しておこう。

脊柱管狭窄症とは

神経というのは、筋肉、臓器など動いているあらゆる器官に繋がっている。

そしてそれは、脳から背中の脊柱(背骨)の中を伝わって、そこから何百、何千という細い糸のように張り巡らされている。

そのもっとも大事な神経系を、椎体(脊柱の一つ一つの名称)の中を通っている脊柱管(神経の通り道)がなんらかの原因により、圧迫されたり曲がっていたりすると、下半身に対して痛みやしびれなどを引き起こす。

放っておいたり、姿勢改善しなかったりすると、どんどん狭窄が進行し神経の圧迫により、下半身麻痺や間欠歩行になってしまい、生活レベルが各段に下がってしまう。


 

椎間板ヘルニアは有名な腰痛の一種。

椎間板ヘルニアとは

脊柱というのは、椎体と呼ばれる一つ一つの脊椎の連続で構成されている。

これにより、背骨というのは、曲げたりすることが出来るのだ。

その椎体と椎体の間にはクッション代わりとして【椎間板】というものが存在している。

その椎間板が、上下の椎体の圧迫が強くなることで、ちょうどスライムを握ると手の隙間から出てくるように、椎間板も前後に飛び出てくる。

その飛び出た椎間板が、背中側に通っている神経に触れたり圧迫することで、痛みや痺れをもたらす。

 

これら、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症、そして脊髄のガンなどにより、坐骨神経痛を引き起こすことを梨状筋症候群と呼ぶ。

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どちらも治療法は同じようなもので、

  • 基本は保存療法(薬物治療/理学治療)

がメインになってくるのは、なんとなく分かるだろう。

 

実際には、

  • 薬物治療
  • 神経ブロック療法
  • 理学療法(リハビリテーション)
  • 認知行動療法・リエゾン療法
  • 装具療法
  • 脳刺激療法
  • そして外科手術

の主に6種類に分かれており、それぞれをさらに掘り下げていくと、

 

薬物治療では

最も一般的に使用されている療法の一つで、主にステロイド、鎮痛消炎剤、麻酔薬、神経障害性疼痛薬などがよく使用されている。

また抗うつ薬も出されることがあり、神経の伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)などの取り込みを防ぐことで鎮静効果を促す。(保険適用外)

また、オピオイドという強い鎮静作用がある薬は、ガン治療などに使用されることがあり、どうしても痛みが収まらない場合に使用する。

その他薬物治療は、下行性疼痛抑制系賦活型疼痛治療剤(痛みを感じにくくする経路の活性化)、抗てんかん薬、血管拡張剤、筋緊張弛緩薬、抗不整脈薬などがある。

これらを痛みの度合いに合わせて、組み合わせたり、量を増やしたりする。

もちろん、対症療法のため、基本は半永久的に処方し続けることにはなるだろう。

 

神経ブロック療法では

局所麻酔により痛みを遮断させる療法。主に整形外科、ペインクリニック、麻酔科などでする。主な麻酔は、

・星状神経節ブロック

星状神経節というのは、首の付け根辺り、のど辺りにある交感神経で、その節に直接局所麻酔を打ち込むことで、交感神経機能を一時的に抑制させる。

・硬膜外ブロック

腰辺りに局所麻酔をして、脊髄を覆っている硬膜の外側にある硬膜外腔に麻酔薬を打つことで神経の興奮を取り除く。出産時の無痛分娩はこれがそうだ。

・トリガーポイント注射

有名な麻酔法。特に痛みがある部分に対して、直接筋肉に注射を打つ。

局所麻酔は確かに、使用したときはとても効くが、一時的な効果であり、また注射自体がかなり痛みを伴う。

痛みを取り除くために、痛みを発生させなければならないとは、なんとも皮肉である。

 

理学療法(リハビリテーション)では

PT(理学療法士)や医師による徒手療法により、運動機能や代謝機能へ働きかけるやり方。

この理学療法の目的は、痛みがひどい時は固定が望ましいが、ずっとその状態でいると、周りの筋肉や関節が固くなったり臓器の機能が落ちてきてしまうので、痛みの除去というよりは、日常生活のQOLを下げないようにするためにやるのが目的だ。

運動療法

筋力増強だったり、ストレッチなど筋肉の緊張をほぐすことで痛みの緩和を目指す。

また、固定し、安静していた身体を機能を向上させるためにもする。

温熱療法

組織を温めることで、筋緊張を和らげることで、痛みの緩和をする。

電気刺激療法

低周波の電気刺激によって、痛みを伝える神経の伝達を抑制させる。

理学療法は決して悪いものではない。むしろわたしは賛成派だ。

ただしこれは、ある程度痛みが取れた後でないと、まず身体を動かすの自体が厳しいので、リハビリテーションとしてオススメする。

 

認知行動療法・リエゾン療法では

これは難しい治療だ。

なぜなら、医師からの説明やカウンセリングにより、本人の痛みの度合いや症状を改めてしっかりと向き合い認識させることで、精神的な安らぎを目指しているからだ。

例えば、

  • どんな時に痛むのか
  • 逆にどんな時に痛みが緩和されたことがあったか。

などの痛みのある日常ではなく、痛みを感じない・感じにくい時はどんなことをしていたのかというプラスの状況や状態を認識させることで、精神的にも前向きにさせていくやり方。

そしてそれにプラスして、少しずつ痛みが少ない範囲から外出を促したりして、引きこもりがちの状態からの脱却や、薬の量やこれからの治療を考え直したりするきっかけづくりのなる。

確かに精神的な状態は大事だ。

アドレナリンが抜群に出ているときは、腕がもげようと痛みを感じないという例もある。(戦争下では兵士がそういう状態になることで、痛みや恐怖を抑え込んでいたと聞く。)

 

痛みを理解してくれる家族や友人、職場の人など、様々な人の助けをありがたく受け取ることも、こういう時ぐらいは良いだろう。

 

装具療法では

これは、主にコルセットなどを装着させることで、脊柱の自然体な姿勢を補正させるために使う。

これ自体は痛みにはほとんど緩和作用はなく、主に日常のサポート用だろう。

 

また、

脳刺激療法では

脊髄の近位箇所に電極を埋め込み、電気信号を脳へ送り、痛みを緩和させる。

脊柱管狭窄症などの時に用いられることがあり、薬剤などで治療が困難になった時に使用される。

電極を脊髄に埋め込むだけで怖い。

こちらもなかなかハードな治療になり、ステロイド治療などが効かないとこちらに移行されてしまう。

 

外科手術では

今までの治療が困難、もしくはアスリートなど治療が緊急性が必要な人、またはガンなどで進行していたり、膀胱や直腸など臓器にも影響が出始めてしまうと、外科手術に頼らざるを得ない。

ここまで悪化する場合、そもそもヘルニアや狭窄症自体がかなり悪い状態であったり、神経の損傷の余波が臓器にまで及ぶことで、臓器不全へと進行し始める可能性がある場合のみにこうなる。

※炎症というのは、周囲の筋肉や臓器などに移ることがあるため、悪化する前に治療をすぐに開始しなければならないし、とにかく悪化させないよう最大限努力が必要になる。

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私の場合は、トレーニングにより、無理な負荷を脊柱に掛けてしまったせいで、腰椎を痛めてしまい、坐骨神経痛を発症してしまった。

 

本当に悔やまれる。

 

なぜあの時無理をしてしまったのか。

 

あの時の痛みは二度と忘れないと思う。

 

本当に痛かった。

 

電気の針を右脚の中をぶっ刺されているかのような、

 

トレーナーともあろう人間が、まさかのトレーニングで負傷なんて。

しかもよりによってデッドリフトで、、、

 

デッドリフトは本当に何よりもフォームが大事だと、あれだけクライアントに言い聞かせてきた。

何万かいと耳にタコができるほど、それも大ダコレベルに。

デッドリフト 詳しいフォーム
【筋トレフォーム】デッドリフトのフォームを詳しく解説(動画付き)!

今回はデッドリフトのフォームを分かりやすくまとめました。デッドリフトはフォームが特に難しいトレーニングの一つ。きちんと自分に合ったフォームを見つけるまでは何年もかかることは普通なほど、細かく修正してく必要があるトレーニングです。股関節の傾き具合やハムストリングス/下腿部分の柔軟性から挙げる最初の高さを見つけていきます。

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確かに、腰椎が多少曲がってしまったとしても、挙げること自体は可能だ。

欧米の屈強な人達なんか見ていると、腰椎が丸まっているのにもかかわらず、400キロなどを普通にぶち挙げている。

 

だが東洋の人たちは違う。

まず骨格の作りが根本的に違う。

 

もちろん遺伝レベルなどでは欧米人にも引けを取らない骨の強度や筋力などもあるのは重々承知しているし、そういう人たちをたくさん見てきている。

 

だが見ていると分かるのだが、どちらかと言うと、アジアの人はテクニック重視のイメージがある。

だからこそ【技術力】で世界に挑み、そして買ってきている勝負もたくさんあるはずだ。

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基本的には、上のデッドリフトのフォームの記事を参考にしてほしいのだが、まず腰椎が丸まるのは避けたい最重要課題だ。

 

デッドリフトは、頚椎~胸椎~腰椎が自然な湾曲を保っている状態で、股関節の屈曲・伸展動作(腰の曲げる動作のこと)をすることで、ケガや障害を最小限に抑え、筋出力を最大限に発揮することが出来る。

 

だが私のように、疲労が蓄積されている中で無理にルーティンをこなそうとすると、

デッドリフトは一瞬で脊柱を壊しにかかってしまうだろう。

 

病気になったり、ケガをすると、人はその症状をものすごく調べ始めるはず。

その中でいろんなサイトや医院の記事、もちろん手持ちの参考書などを調べ、坐骨神経痛/梨状筋症候群というものの治療や原因、そして治療に至るまで一通り理解することから始めた。

 

それを今回はこの記事にて、簡潔ではあるがまとめてみたので、ぜひ参考にしていただきたい。

体験談を執筆中ではあるがその前に、まずは坐骨神経痛というものがいったいどういうものなのかを知っていただけたらと思う。

 

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アカシアさん

病気を機に育児&在宅ワークへ転身。 元ディズニーキャスト/パーソナルトレーナーが送る個人的最高の趣味ブログ。 ディズニークルーズを中心にツアー詳細を執筆する一方で、豊富な経験と知識を活かした筋トレや健康関連(疾病や体験談)など書いたり書かなかったり・・・する異色のブログ。

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