肝臓がん、肝硬変、そして肝炎。
それぞれが治療が困難であり、また肝臓がんと肝硬変・肝炎との症状の差がすくないため、診断が難しく、肝臓がんの診断が遅くなることがある。
そのため、肝硬変・肝炎との診断がされた場合は、一緒にガンの検査もすることで、発見する確率をあげるのが良いだろう。
肝臓系の疾患はとにかく、早期の発見が最優先になる。
これが5年以内の生死を分けるバロメーターとなり、治療の難易度なども決まる。
そのため、以下症状を載せておくため、少しでも気になる人は、検査だけでも早期にすることをおすすめする。
なにもなかった。という結果が一番良い結果なのだから。
肝臓の代表的な疾患
沈黙の臓器、肝臓さん
まずは肝臓にはどんな種類の病があるのか。
またそれらはどういう症状で、どういう治療があるのか。
簡単ではあるが、まとめてみたので確認してみよう。
肝臓がんとは
【症状】
予後不良の悪性ガンの一種。「沈黙の臓器」と呼ばれる。
多くの場合、初期症状が無いため診断が難しく、一般的には肝硬変や肝炎ウイルスなどの症状と類似しているため、検査で偶然見つかることも多い。そのため、すでにステージが進行してしまっている場合がある。
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巨大になってくると、肝臓がある右腹上部辺りに痛みが出てくる場合がある。
肝機能が落ちると、黄疸(肌が黄色くなる)、腹水による腹部の膨満、下肢の浮腫みなどが出てくる。
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【患者数】
世界で約80万人近くが罹患していて、悪性ガンの中では死因率第2位となっている。
※日本では、2018年時点で新しく診断された人数は約38,000人、2019年の死亡者数は約25,000人となっていて、5年内の生存率は35.8%とかなり高い水準だ。
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【治療】
- ラジオ波焼灼治療
- 肝切除寒栓療法
- 肝動注化学療法
- 肝移植
- 分子標的薬
などがある。
肝硬変とは
【症状】
慢性肝疾患により、肝臓内の線維組織が増えるこ
とで、肝臓が硬くなる。
この慢性肝疾患には、B型・C型肝炎ウイルス/脂肪肝/アルコール性肝障害などが含まれるため、生活習慣病と非常に関係が濃い。
また、肝硬変には、症状が現れる時期と、現れない時期があるため、診断が難しい病気でもある。
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症状が出る時期になると、
- 黄疸
- 腹水やひざ下の浮腫み
- 吐血(食道性静脈瘤の破裂)
- 肝性脳症(方向音痴、失禁などの症状)
などの合併症状も出てくる。
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【治療】
- 腹水/利尿剤投与、アルブミン製剤投与、腹水穿刺吸引、腹水ろ過濃縮再静注法
- 食道静脈瘤/内視鏡的食道静脈瘤結紮術
- 肝性脳症/排便コントロール(従来法・新規下剤)、分子鎖アミノ酸(点滴・経口)、腸管滅菌(新規抗生剤)カルニチン、新規亜鉛製剤
などが治療の主になる。
肝炎ウイルスとは
【症状】
肝炎には4種類(A,B,C,E型)があり、それぞれ特徴が異なる。
ウイルスによる自己免疫機能により、肝臓の細胞が障害される。
他にも、EBウイルス(ヘルペスウイルスの一種。日本人は抗体を持っている人が多い)により、肝炎を引き起こす場合もある。
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【A型肝炎】
- 貝類や海外旅行での飲食で感染するが、日本ではワクチンがあるためそこまで流行らない。
- 劇症化や慢性化するケースは少なく、治癒するのが一般的。
- ほとんどは自然治癒し、肝臓に負担を掛けない食事(低カロリー)の食事療法ぐらい。
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【B型肝炎】
- 母子感染、輸血、針刺し事故、性行為などから感染。
- 日本ではワクチンがあるため、感染拡大は起きにくい。
- 出産後、幼児期にキャリアとなり、慢性肝炎、肝硬変、肝がんへとなる場合もある。
- 成人でなると劇症化しやすくなるが、ほとんどは軽快する。
- インターフェロンや核酸アナログ製剤によりウイルスの活動の抑制がメインであり、現段階ではウイルスの排除は出来ないため、重症化を防ぐために使用。
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【C型肝炎】
- 輸血や刺青、血液製剤などから感染。ワクチンは無し。
- 重症化はしにくいが、ウイルスが排除しにくいため、その後慢性肝炎になりやすい。
- また肝硬変や肝臓がんになりやすい最大の原因となっている。
- 経口薬(直接作動型抗ウイルス薬)もしくは注射(インターフェロン)での治療が一般的。
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【E型肝炎】
- 豚、イノシシ、鹿などの生肉を食することから感染する。
- 基本的には自然治癒。薬も食欲不振用ぐらい。
となっていて、B型とC型が一番注意すべき肝炎ウイルスとなっている。
AFPとは
AFPとは(アルファ-フェトプロテイン)の略称で、癌の腫瘍マーカーの一つ。
CEAが消化器系の癌なのに対し、AFPは肝臓の癌の検査になる。
元々AFPは、胎児や羊水に多く含まれているたんぱく質で、年齢と共に減少し、健康な人はほぼ持っていない。
だがこのAFPは、ガン化した人の細胞内で大量に作られる。
そのため肝臓ガンの早期発見に最も有効な手段の一つであり、転移ではなく、肝臓からでき始めたガンの場合、このAFPの値が約1,5倍ほど数値が上昇するからだ。
Ketsukenで簡単に肝臓の検査を!
ketsukenの良いところは、
家で簡単に、痛みがほぼなく病院と同等の検査が出来るところだ。
もちろん医師の問診や診断を直接聞きに行くことも重要だし、それを否定はしない。
わたしが言っているのは、
先にちゃんとした企業の検査を予めしておくことで、
病院での待ち時間を短縮し、検査を待つ時間(1~3日間)を省くことが出来る。
しかもこのketsukenでは先に述べた、肝臓系疾患以外にも、
- CEA(大腸がん、胃がん、すい臓がん、肺がん、肝臓がん、食道がん、乳がん など)
- PSA(前立腺がん、前立腺肥大、前立腺炎 など)
- CA19-9(すい臓がん、胆のうがん、胆管がん、胃がん、大腸がん、肝炎、肝硬変、胆石症 など)
の検査も一度にすることが出来る。
ここで特筆すべきなのは、検査自体は血1滴でOKなとこだ。
自分でいつでも簡単に検査が可能で、
しかも注射のようにたくさん血を取るわけでもないし、痛みも無い。
指先の血1滴で高度な検査が可能。
そして輸送後にスマホで結果が後日分かるため、外にいても確認が可能だし、
必要であれば病院の先生に見せることも可能だ。
病院で検査をしても、結局はその場で結果は出されないのだから、
どこでしても同じなはずだ。
しかも、普通の血液検査の注射に対し、痛みのほとんどない血1滴ほどの検査で、検査のレベルに差が無い。
それなら後者を選ばない理由は無いだろう。
銀座血液検査ラボのKetsuken
もう少し気になる方はこちらの記事も参考に。
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痛くない!自宅で簡単血液検査するなら!ketsuken-銀座血液検査ラボ
今回紹介するketsukenは、もっと身近な病気の原因となる生活習慣病の、今の自分自身の状態を高レベルで検査することが出来る。がんや肝炎ウイルスなど、これから重篤化する前に、先に今の自分の状態をすることで早めの対応を取ることが出来る。しかも採決は一滴のみ。来院不要。まさに最先端の血液検査だ。
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現代人はとにかく忙しい。
病院にわざわざ休みの日に検査をしに行く人はほとんどいないはずだし、それでも行く人はおそらくすでになにかしらの症状が出ているはずだ。
行く暇は作らなくて良い。
でも自分の身体ぐらい、自分でメンテナンスはしないといけない。
風邪ひかないようにマスクや手洗い・うがいをするように、
こういうちゃんとした検査もしてみても、今の自分の状態を把握できるので、ちょうどよいと思う。