最上の医師へ。
前回は、
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鳥飼オステオパシー院で重度の坐骨神経痛を完治させた体験談part6!
重度の坐骨神経痛を完治させた体験談part6!今回は2回目の施術について書いていこうと思う。一回目でほぼ痛みが取れたので、二回目以降は状態の確認と、まだ歪んでいる骨や姿勢、内臓の位置の調整などに時間を当ててもらった。急性期が過ぎた後は、次の段階は、原因となっている可能性のある個所の調整へと本格的にうつっていく。。。
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2回目の通院について書いた。
2回目にしてほとんど坐骨神経痛の痛みが収まっていたし、あれから何回か通いながら3年経つが、ぶり返したことはほぼ皆無。
そのため坐骨神経痛の治療に関しては、2回目以降は痛みの施術ではなく、もっと根本的な原因を探る時間に当てていた。
坐骨神経痛の痛みの原因とその先へ
今日を超えていこう。
例えば、
- 内臓のズレや位置の調整
- 自律神経の興奮の緩和
- 頭蓋骨内の圧の解除
などだ。
わたしも聞きながら全然分かっていないのだが、でも効果が出ているのだから、プラシーボ効果でもなんでもなく、紛れもない治療であると。
特に自分でオステオパシーをネットなどで見始めてからは、なるほどなと思うことが多かった。
そうしてるうちに、
坐骨神経痛はほぼ完治へと至った。
普通は、痛みを取り除く(一時的な緩和)治療だけで、そもそも根本の原因まで行きつかないものだ。
特に坐骨神経痛のように複雑な原因がわりと絡み合っていたりすると、そもそも痛み止めの治療か手術しかないだろう。
わたしは恵まれていた、運がよかった。
結婚した妻の親戚がたまたま、オステオパシーの最上位のフランス国家資格(OsteopatheD.O.)を取得していたからだ。(本場フランスでしか取得不可)
治療自体は本当に2,3回で痛みはほぼ完治(1回目で90%以上痛み緩和)
患者からすれば、どうしようもない痛みを、化学療法でも手術でもなく、超ソフトな徒手施術だけで治療してもらった恩は計り知れない。
だからいつも予約が取れないのか。と改めて実感している。
オステオパシーを学ぶこと
学べば学ぶほど難しい。
オステオパシーを少し学んでいくにつれて少しずつ理解したことがある。
それは、日本で言う、外傷的な分野(接骨院や鍼灸院、整形外科)だけにとどまらず、
基本的には全身の色んな症状に対しても対応が可能と言うことだ。
頭蓋オステオパシーになってからは、世界のオステオパシーの基本治療は、頭蓋骨への施術も含めての治療になっていった。
オステオパシーの創業者であるA.T.ステイル医師の後を継ぎ、長い年月を研究に費やすことで成し遂げたこの頭蓋オステオパシーにより、さらに様々な症状の人への施術が可能になっていった。
それでもまだまだオステオパシーは、そこまで認知されていないのだが、
これはそもそも世間にオステオパシーと言う名前が知れ渡っていない、というか日本の専門学校などで取り扱っていないからだと思う。
実際にこれ、プロのアスリートなどに施術したら、
もしかしたら、柔道整復師や鍼灸師、PT(理学療法士)やアスレチックトレーナー、看護師などの出番が著しく減るかもしれない。
敵を増やしたくないし、日本はまず先に否定・批判・拒絶・疑いなどから入る人種なので、なかなか協会の方も公には出来ないのかもしれない。
私は構わず、ブログで書き続けていくが笑
オステオパシーで好酸球性中耳炎の対応
さらにここから治療が難しくなる。
今回は、3回目以降の話を書いていこう。
実際には、坐骨神経痛の原因分子を調整してもらいながら、実は他の症状に対してもやってもらっていたのだ。
それは、わたしが患っている、
- 好酸球性中耳炎/MRSA
である。
こいつらのせいでわたしは、仕事の続行が不可になり、現在はトレーナーを休業し、代わりに妻が働いてくれている。
わたしは2人の幼い子どもたちの育児と、在宅ワーク(メインはこのブログ)により家庭に入っている状況だ。
こういう病気に対しても、難しい顔をせずに、
オステオパシーという治療では何が出来るかを模索してくれた。
施してくれた主なことは、
- 体液の循環の改善
- 頭蓋骨内への圧迫の除去
- 喘息や鼻炎への治療
である。
私の場合は小さい頃より、
- 慢性中耳炎と慢性鼻炎
- 鼻中隔湾曲症
- 気管支喘息
を患っていたため、好酸球性中耳炎になるリスクは人よりも特に高かった。
そして大人になってから、気管支喘息になってしまったせいで、悪い意味でカードが揃てしまったのだ。
それに加え、小さい頃からの度重なる抗生剤の服用過多により、とうとう【MRSA/薬剤に耐性を持つ黄色ブドウ球菌】というものを生み出してしまった。
慢性鼻炎や慢性中耳炎を患っている人なら分かると思うが、
耳と鼻の【換気】というものが出来ないために、新しい空気の循環、そして体液やリンパ液などの循環が滞りやすくなってしまうため、
鼻と耳の通り道が塞がりやすくなり(鼻が詰まりやすい、蓄膿症なども併発)、鼻と耳が在る頭蓋骨内の圧迫感がとても増えてしまう。
わたしの場合は耳抜きすら困難だったため、そもそも鼻と耳が通ったことがない。
そして度重なる抗生剤の服用によりMRSAを発症し、
大人になってから気管支喘息を患ってしまい、とうとう好酸球性中耳炎へと改悪してしまったのだ。
だがそれを、
鳥飼オステオパシーの先生は、診察して頭蓋骨の触診などだけで、
頭蓋骨内の圧迫というものを理解してくれて、施術へと当たってくれている。
坐骨神経痛の治療が一段落した時点で、
こっちの治療へと切り替えてもらい、忙しいのもあったので2か月に1回ぐらいしか行けてないときもあったが、
それでも確かに初期のころに比べたら、
耳垂れもかなり改善し、難聴だった両耳も聞こえが良くなっている。
接骨院で開院した鳥飼接骨院は、
鳥飼オステオパシー院へと改名し、さらに多くの様々な症状へと対応が可能になっている。
それを実感するのは、
予約が取りにくいという確かな証拠として現れている。
好酸球性中耳炎とは
音が聞こえないという世界
好酸球性中耳炎というのは、
- 好酸球とは白血球の一種で、アレルギー疾患と関係がある成分。
- その好酸球が中耳の粘膜に浸潤することで、にかわ状の浸出液が溜まる症状。
- 発症すると治りにくく、成人型気管支喘息がある人に対して合併症として発症しやすい。
好酸球には、好酸球塩基性蛋白(ECP)という寄生虫を撃退するたんぱく質が含まれている。
その好酸球が中耳に集中してしまうことで、組織障害を引き起こしてしまう。
この好酸球性中耳炎を発症すると、にわか状の浸出液が溜まることで、
- 難聴(伝音難聴)
- 耳垂れ(特に喘息が悪化する、曇りや雨の日、ストレスを感じる時などに増える)
- 耳閉感
などが挙げられる。
しかもこれは、一度ではなく、私の場合は特に、曇りの日や雨の日、精神的にストレスを受けたりすると中耳内に浸出液が増え、耳垂れが増えるため、外出と人との会話が困難になってしまう。
本当に本当に大変である。
イメージとしては、プールや海から上がった時に、耳の中に水が入ってしまっている状態。
あれが短くて1~2日、梅雨の時期や台風の時期などは長くて5日ほどその状態でいる考えてみてもらいたい。
これ自体によるストレスと耳閉感による難聴、そして絶え間なく耳から溢れてくる耳垂れにより、精神的にもおかしくなってくる。
しかも好酸球性中耳炎というのは、そもそも原因が分からなく、不明な点が多い病気でもある。
好酸球性中耳炎の治療は困難
治療は困難である。
現段階でそもそも原因が不明なため、治療自体も確定のものが無く、基本は鼓膜切開や鼓膜チュービングによる手術、そしてステロイドを鼓室内投与又は全身への投与しかない。
ただし、完治が難しいため、再発は容易にするため、ステロイド治療はあまりお勧めしない。
また、気管支喘息や慢性鼻炎、鼻腔湾曲症などを患っていると、鼻~耳の換気(通り具合、耳抜きが出来ないなど)が出来にくくなるため、
こっちの治療も合わせてやることが一般的なため、内科、呼吸器内科や耳鼻科との連携が必要になる。
私の場合は、
両耳の鼓膜切開を3回ずつ、そして鼓膜チュービング手術をして、ようやく浸出液が出てくれるようになったため、
耳垂れ自体はティッシュで拭く必要があるが、中耳内に滞らないため、以前よりは楽にはなった。
(にわか状のため、出てきにくいため、それでも1日~2日は寝てるときでも出続けるため、処置が大変だ。)
また、中耳内にパンパンに溜まるときがたまにあるのだが、そういう時は難聴+中耳炎のような痛みがあるので、非常にストレスになる。
MRSAという薬剤耐性菌との戦い
MRSAにはなりたくなかった。
MRSA。
MRSAとは、感染症の一種で、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌のことを指す。
普段、黄色ブドウ球菌というのは皮膚や鼻腔内に普通に存在している。
だが、傷などがあると、そこから体内に容易に侵入し感染する。
健康な人であれば別に問題はない。だが、
小さい頃から急性中耳炎を繰り返してきた私のような場合、その黄色ブドウ球菌に対して、抗生剤の耐性がついてしまったのだ。
かつて医療はMRSAに対して、ペニシリンという抗菌薬を使用しており、かつては良く効いていた。
だが、黄色ブドウ球菌はそれに対し対応し始め、耐性を持つようになった。
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その後メチシリンという抗菌薬を発明した。
初めは効きがよかったのだが、ほどなくして再度黄色ブドウ球菌に耐性がついてしまった。
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こうして抗菌薬に対して適応していった黄色ブドウ球菌はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)となっていった。
そしてその後も抗菌薬が発明されるが、
- ペニシリンGが効く黄色ブドウ球菌
- メチシリンが効く黄色ブドウ球菌
- メチシリンが効かない黄色ブドウ球菌(MRSA)
- バンコマイシン耐性の黄色ブドウ球菌
という4種類に分けられ、世界中で蔓延しつつある。
この薬剤耐性菌によって、年間8,000~10,000人が合併症状などで命を落としている。
※MRSA以外にも、薬剤への耐性がある菌によって、年間120万人が亡くなっている。
※くわしくはこちら。
これに関しての詳しい内容はまた別記事で書くことにする。
→どう考えても尺が足らん。
一つ言えることは、いま来ている台風の影響で、耳がいまもなお浸出液でパンパンで、圧迫感で目眩すら優しいほどだ。
今日はここまでにしよう。