さて。
前回は、そもそも自分がなってしまった坐骨神経痛/梨状筋症候群とはどういうものなのかに焦点を当てて話してきた。
part1の方でも話した通り、
ぼくは妻の親戚の旦那さんがやっている接骨院(当時は接骨院。今はオステオパシー院)にとうとう向かう。
元々、妻側の親戚の集まりなどがあるときに少し話す程度で、そこまで接点は無かった。
だが少し話したときでも、柔らかい口調と、どう見ても優しい性格なのはすぐに分かった。
きっと鳥飼オステオパシー院に通われている人は、こういう人柄も見極めてきている人が大勢いるはずだ。
柔道整復師、そしてオステオパシーの最上位資格を本場フランスで取得している先生にとって、
当時トレーナーとして5年ほど経験があり、担当人数も店舗で一番多かった僕でさえ、まだまだペイペイなんだと思わせてくれるほどの、博識さと人格さ。
あぁ、一店舗で一の稼ぎ頭であっても、井の中の蛙と言うことであったのか。笑
まだまだですわ。
まぁそれは置いといて(^^)
行き始めた頃はまだ、鳥飼接骨院という名前だった気がする。
開店前に撮影させてもらった。
中に入ると、長椅子があり、当時はまだコロナ前だったので、待っている人でいっぱいだったのを覚えている。
しかも色んな人が来ていた。
- お歳召した方
- 若い男性や女性の方
- 小さい子供など
接骨院ってこんな感じだっけ???というの印象だった。
そしてすぐ隣が施術場所になっていて、
今でもベッドは3つある。
おじいちゃんおばあちゃんは特にいろいろな相談をしているのが聞こえてくる。
- 最近寝つきが悪くてねぇ
- 頭痛がたまにするんだよ
- 起きる時腰が痛くてね
- 他の病院で膝に水が溜まっていると言われて、どうしようかと
なんだか接骨院とは全く関係のない話も聞こえてくるのだ。
しかも毎回行くたびに色んな症状を、接骨院の先生に訴えている!
はじめは良く分からなかった。
頭痛?なら内科じゃないのか?
膝に水溜まってしまったらもう注射で抜くしかない気がする。
寝つきはもう枕を買い替えに行ってくれ。
なんて思いながらも、先生は一個一個の相談に対してきちんと対応をしていた。
というか、そういう相談を受けるのが前提の施術の予約時間割にしていた気が、今では思う。
でも施術を受けて戻ってきた人は、ほぼすべての人が、受付で次の予約を取ってから帰っていたし、少し先になってしまったとしても予約はしていたと思う。
なるほど、だから僕も予約が取りにくかったのか。(すでに当時から人が多く、希望の時間帯だと1~2週間待つことも電話で言われた。)
そのため、時間をずらして最短で行ける日時で調整して行けたのだ。
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元々僕自身、部活ではずっとバスケをやっていたので、ケガはよくしていた。
その時に行くのは、ほとんどの人が近くの接骨院が普通だろう。
剥離骨折、肉離れ、突き指、捻挫など、ほとんど人がやったことがあるだろう。
だが今回ぼくは坐骨神経痛という症状で訪れていた。
しかも間欠歩行が出ていてたため、あるくのすら困難なほど。
基本的には、
- 受付後に問診票を書く。
- その後問診票を元に先生とさらに深堀していく。
- 最後に電気を流して終わり。
この問診票では伝えられにくい症状や痛みの度合いなどを細かくカウンセリングしていく。
一般的な接骨院であれば、
問診票見ながら、すぐに痛みのある個所の診断にうつり、たんたんと診断した後に症例を言われて、処方箋もしくは経過観察などを伝えられて終わりだと思うが、
先生はしっかりとまずは話を聞いてくれた。
- どんな時に痛めたのか。
- 日常の中でどんな時に痛みが出るのか。
- 痛みの種類(ピキっとしているのか、思い鈍痛のような感じなのか)
- 歩きにくさや、ネットなどではこういう治療があると見たとか
- 注射は嫌ですとか、とにかく痛みをなんとかしたい!とか笑
面倒くさい患者だろう笑
とりあえず話したいことは、口下手でも全部話せるように、静かにずっと聞きに徹してくれていた。
途中で、「あぁそれはこれが原因だからね」みたいに患者の話に横やりを入れる先生は、科を問わずたくさん見てきた。(特に越谷の大きな総合病院はやばかった・・・)
そういうのは全くなく、きちんと聞いてくれているということが、まずは嬉しかったことだ。
立った状態の姿勢の歪みの診断、その後ベッドに仰向けになり、まずは頭蓋骨に手を当てたまま(普通に指で髪の上から頭蓋骨を触れる感じで)、少々そのまま。
そしてその後、横向きになり、痛みが発生している腰椎の部分、そして一番痛みがある臀部周辺へのアプローチ。
べつにお尻を触っているわけではない。笑
どちらかと言えば、坐骨神経が通っている股関節横側の骨の付近だ。
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先生は基本的、すべて徒手での施術がメインだ。
何度も通ってきた今だから思うけど、同じように腰痛で悩んでいる女性の方は多いだろうし、受付でも若い人を何人も見てきている。
そのため、こういうデリケートな部分に触れることももちろんあるだろう。(というか仕方がない。)
それでも客足が絶えないというのは、やはり信頼がおけるという証なのだろう。
このアプローチが不思議で、特に曲げたり、押したりしているのではなく、基本は服の上や皮膚の上から軽く触れているだけだ。(語弊があるかもしれないがそのまんま。)
ホームページにもある通り、超ソフトすぎる施術だ。
ハムスターにマッサージされている感じだ。笑
そして一度立ち上がり、僕の場合は少し歩いて様子を見たり、再度立位の姿勢を見てもらい、再度横になり施術をしてもらう。
先生から言われたのは、
- 自律神経の調整をした。
- 腎臓の位置が少しずれていて、働きが少し悪かったので調整した。
- 胃の位置を調整した。
- 全体的に左側に歪みが出やすくなっていた。
これは当たっていた。
副腎疲労(アドレナルファティーグ)、食欲の減退、腎臓の疲れ(多分たんぱく摂りすぎが原因)
そして今までのケガのせいや、バスケのクセで左側に身体が傾きやすくなっていた。
というか関係のないことまで当たっていたし、それも同時に診断してもらい、坐骨神経の治療と一緒に調整してもらったのだ。
先生からは、
「治療をすると、身体は治そうとするため、好転反応により当日又は明日ぐらいまでは、痛みが出やすくなります。他にも例えば毒素を出そうとするために下痢になったりすることもあるし、熱が出ることもあるので、明日ぐらいまでは安静にしてくださいね。」
と最後に言われ、終了。
気が付けば2,30分ほど(現在は時間が施術内容で異なる)経っていた。
次の予約を1週間後に取り、帰宅。
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その日の夜は確かにいつもより痛みが出ていた。
そういえば、これが好転反応か?!と思うことは、今まで通ってきた中で何度か体験したことがある。
そもそも好転反応とは、
まず副作用ではない。
デトックス作用がメインになるため、疲労感や下痢などがあり、眠気は僕はよく起こっていた。
ケガをした箇所の代謝が上がるため、細胞の活性化により痛みが出ることがある。
皮膚の症状への施術などをしてもらった後には、肌荒れが起こることもある。
蓄膿症などを施術してもらうと、いつもより多めに鼻水や痰などがでるようになる。
などがよくある症例だろう。
※ちなみに、よく接骨院であるような揉み返しというのも無いので安心してほしい。
なぜなら、揉まないからだ。笑(←語彙力w)
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それで次の日の朝は痛みがかなり出ていた。
少し不安ではあったが、一日をなんとなくすごしていると気が付きだす。
あれ?痛みが軽くなっている?
というか一回の施術で、今まで飲んでいた痛み止め(イブやロキソニン)も服用せずに。
帰りにはゆっくりではあるが真っすぐ痛い方をかばわずに歩けていた。
そして次の次の日、2日後には、完全に普段通り歩けるようになっていたのだ。
足を撃たれた兵士のように引きずって歩いて歩いていたのは、つい2日前のことだ。(本当に引きずっていた。クライアントにもとても心配をかけていた。)
ん?どうなっているんだ?????
part4へ続く。笑